Lastupdate 2005/05/21

連載コラム

我が輩はバイク乗りである

第７話

Ｗｒｉｔｔｅｎｂｙシャドームーン

我が輩はバイク乗りである。我が輩は去年９月ぐらいからビッグなバイクにまともに乗ってはいない。理由は嫁が身ごもったからだ。やはり、どこに行くのも車が必要になり気がつくと昼をかなり過ぎている。その時間からどっかぶらりと走る元気もなく、家でゴロゴロ、パソコンやゲームに夢中になる。

基本的に、１人で走りに行くことのない我が輩がぶらりと出かけるのは「TSUTAYA」止まりだ。それ以上走ることはめったにない。それに加えて、最近スクーターを手に入れあまりの快適さに夢中になっている自分がいる。「精神的にも肉体的にもオヤジ化してくる年齢だ無理もない」っとたまに考える自分が腹立たしい…。「お金と時間がないから…。」っといつも言い訳じみたことを言っているがはたしてお金があったとしても我が輩は１人ではあまり走りに行くことはないであろう。だって「さみしくて死んでしまうから？」（笑）

まぁ、走りに行ったとしても近くの山ぐらいまでである。ビッグなバイクに乗るのは金がかかる。でも、我が輩はバイクを降りるつもりはさらさらない。ただ、昔あったなにかが確実に欠けている気がする。長くバイクを乗っている我が輩にかけている物はなにか？「忍者氏」と照らし合わせて、忘れかけたなにかを探ってみる…。

我が輩もバイクに乗り始めた時、ビッグなバイクに乗り始めた時は毎日のように乗っていたものだ。それが、いつの日からかあまり乗らなくなった。なぜだ？「バイクが嫌いになったから？」いや違う！バイクへの思いは忍者氏に負けないくらいある。「じゃあ、お金か？」それはたしかに少しはあるがすべてではない。「じゃあ時間か？」たしかに自由な時間はない…。でも、そんなことじゃないはずだ！「なんだろう…。」

昔は、ツーリング行く前の晩は楽しみで寝られなかったもんだ。真冬の大晦日の朝に出発し凍えた空気を切り裂きながら走ることが楽しかった。「寒い寒い」といいながら、熱いコーヒーをぬるくなるまでカイロがわりにしていた頃が懐かしい。寒いけど楽しかったなぁ！暑い盆休み、ツーリング途中大雨が降り慌ててカッパ着て、少ししたらすぐに晴れてきて「山の天気は変わりやすいなぁ～！」っと仲間と喋ったことや、仲間のバイクがパンクし盆休みなのでどこも開いてなくバイク屋を探し回ったことや、高速道路でのポルシェとの２８０㎞巡航バトルなど楽しかったなぁ！「タ・ノ・シ・イ？」そうだ！この感覚が薄れてきているのか！？なぜだ？

年齢を重ねていくうちに、守るものや大事なものが増えてくる。それが増えていくと、どこかでブレーキがかかってしまう。自然と我が輩も仲間も無茶なスピードもあまり出さなくなったからか？「いや違う！」スピードを出さなくてもバイクは楽しいものだ。「じゃあ、なぜだ？」慣れてしまったからか？すべてのことが当たり前になりバイクに乗ることが当たり前になったことかもしれない。我が輩は自分に甘えているのだ！「走りたい！」でも、次の日は仕事で日帰り５００㎞ツーリングはしんどいなぁ～とか考えてる自分がいる。バイクに乗る前から疲れているのだ！まだ、走りだしてもいないのに…。

しかし、キーを差し込みバイクにエンジンをかけしばらく走ると「バイクってやっぱり楽しいなぁ～」っと思う。走りだすまでが問題なのである。あの、胸の奥から湧き上がるくすぐったいような感覚は薄れてきてはいるが、それはバイクにまたがっていない時だけである。

いざ走りだせば、流れる景色や仲間が走る後ろ姿を見て「ワクワクドキドキしてくる！」しばらく、まともに乗ってないせいで忘れていたようだ…。「心地良い疲労感を！」そうだ！去年、あまり走れなかった分今年はたくさん走ろうと年始に心に誓った！子供が生まれるが、いっぱいツーリングに行って遊んでやるのだ！（笑）嫁にも、嫌な顔されるだろうが盆休みには一泊ツーリングに行くつもりだ！

「忍者氏」ともセッションしなければいけない。いつも、約束だけでまともに走ってはいないから…。我が輩の気持ちは、忍者氏はわからないだろうが「阿刀氏」や「ぬるえもん氏」なら少しはわかってくれるかもしれないな？「キリン」にも書いていたがなにか、「走る理由を探しながら乗ってる感じ」だからといって、バイクが嫌いだとかもう降りたいとか言うているわけではないのであしからず…。

そうそう、５月の連休中に日帰りツーリングに行った！久しぶりに、バイクを降りてもバイクに乗ってる感覚がでるくらいに走った！なかなか心地よい感じだった。まぁ、これからもっとバイクに乗ることが困難になるかもしれないが無理なく楽しみたい！我が輩はバイク乗り、バイクを降りたらただの「中年オヤジ」の３？歳である。

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