Lastupdate 2005/11/20

連載コラム

我が輩はバイク乗りである

第３話

Ｗｒｉｔｔｅｎｂｙシャドームーン

我が輩はバイク乗りである。このコラムがでるころにはとっても寒くなってると思う今日この頃（１１月１５日現在）みなさんは、いかがお過ごしでしょうか？我が輩がこの文章を書いてる時点で、最近病んでる事件が多いと思うのは気のせいか？まぁ、昔から残虐な事件がなかったわけではないが大人も子供もかなり心が病んでるような気がしてしかたないのである。

先が見えないこの時代、大人達はリストラに怯え子供達は夢や希望をなくし、一部の人間達がＩＴバブルに乗って株を買いあさり、六本木にある「バビルの塔」に住み芸能人の女の股ぐらに顔うずめてマネーゲームをしてる奴もいてれば、西成のタコ部屋やダンボールの家で暮らし日雇いの仕事を待ってる奴もいる貧富の差が激しい時代（昔のバブルの時は西成にも活気があり、現場に連れて行ってくれる車が待っていたものだ。）病まない奴の方がおかしいのであろうか？

「病んでる・・・。」そんなコンセプトにふさわしいゲームがある。「グラウンドセフトオート」というゲームである。全部で２作品あるのだがこれがまたかなり「病んでる」いるのである。それを、２作品買ってしまう我が輩もかなり病んではいるが・・・・・。（笑）ともかく、かなり残酷極まりないゲームであるからして、もちろん「１８禁」。で以下なら保護者同伴の上お買い上げにならなくてはいけない、かなり取扱い注意的なゲームである。

気になるその内容とは・・・。これがほぼ「殺戮ゲーム」なのである。少なくともこのゲームには「愛と希望と勇気」という陳腐な言葉は存在しない。あるのは「略奪と裏切りそして殺し」である。街のギャングや、政治家などからいわゆる裏の仕事を請け負いミッションをこなしていくのである。そして、もちろんミッションをこなすと報酬があるのだが、このゲームではお金は武器購入の時しか使わない。それでは、移動手段はどうするか？答えは簡単！街に走っている車やバイクを「強奪」するのである。気が向いたら、「強奪」した上に相手を殺してもかまわない。武器にはいろいろあるが、チェーンソウはかなりエグい！まるで、「ジェイソン」にでもなったように気がついたら、街に歩いてる通行人まで切りきざんでいるありさま！「あ～我が輩病んでる」と思いながら車を奪い、歩道をわざと走り通行人を吹き飛ばして遊んでる我が輩・・・・。

危険である。このゲームが「１８禁」って意味がわかるような気がする。そして、バイクを奪う時もかなり荒っぽいやり方で奪う！正に「殺ってしまう！」のである。とりあえず、スポーツカーを奪い機嫌よく走っているバイクを追いかけ最高速に近いスピードで体当たり！見事、バイクと人は吹き飛ばされ運転手は即死である。ちなみ、軽くあたれば転けるだけで死にはしない。我が輩は、バイク乗りなのになんてことを！っと思うがゲームなのでよしとしましょう（笑）。そして、このゲーム憎い所はＢＭＷっぽいバイクに乗ってる奴を地獄に送ってあげると、お金がいっぱい落ちるのである。ベスパみたいなバイクに乗ってる奴はお金が落ちないのである。死人にお金は必要ないのでもちろん全部いただくのである。でも、あまりやりすぎると警察やＦＢＩや軍隊などが逮捕しようと追いかけてくる。どうせ、捕まるか殺されるので銃を乱射し車を奪いできるだけ逃げて、最後は車に乗ったまま自爆するのである。（車やバイクは、当たり過ぎるとボロボロになっていき最後は火をふき爆発する。）

なんて「病んでるゲーム」なのだ！子供でなくても、このゲームをしたあとは走ってるバイクに突っ込みたくなる衝動にかられてしまう。

そこらに、歩いている人や自転車をこいでるギャルに突っ込みたくなる。そして、高級スポーツカーを見ると「悪いな！今俺にはこの車が必要なのさ！」（実際にゲームでもそういいながら奪う！英語で言うのだが）と言って、車を奪いたくなる！いいおっさんでもついついそう思ってしまう「覚醒ゲーム」なのである。人間にある「心の闇」を浮きぼりにしてしまうダークなゲームだ。（鈴木阿刀氏もこういうゲーム好きそうな気がする？）単細胞のガキ達がこのゲームしたら現実にしてしまう恐れがあるかもしれない。恐ろしいことである！しかも、自分が悪いことをしてる意識がないのである。まさに、「リセット世代」すべてがリセットすれば最初からやり直せるとでも思うのだろうか？ゲームのように、殺した人間がまた何事もなかったように、生き返り街を歩き出すとでも思ってるのであろうか？まぁ、その原因はゲームだけではないと思うが少なくともないとはいいきれない。

親がちゃんと小さい時から「いいことや悪いこと」人間として当たり前のことをちゃんと教えてあげなければこういう種類のゲームはさせてはいけないかもしれない。日本はもう「平和で豊かな国」になることはおそらくないであろう。これから、戦争になり戦場に戦いにいかなければならない日が近いかもしれない。中国が日本に侵攻し、北朝鮮が核ミサイルを落とす。決してゲームじゃない現実がやってくるかもしれない。簡単に人を殺し傷つけるのは、どうかゲームの中だけで・・・。っと思う今日この頃である。我が輩はバイク乗りである・・・。でも、たまにはゲームをする３？歳である。

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