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Lastupdate 2009/01/03

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アフターバーナーが好きだー！！

Ｗｒｉｔｔｅｎ ｂｙ ＡＢ大好き！！

・ＡＦＴＥＲ ＢＵＲＮＥＲ

アフターバーナーは、１９８５年に登場したハングオンなどと同じ当時一斉を風靡した筐体体感ゲームだ。筐体体感ゲームとは専用筐体にて自機の動きにシンクロして、筐体がモーターや油圧によって前後左右に動くもの。１９８７年のこのアフターバーナーの登場により全盛期を迎えるが、その後は ３６０度回転するのが売りのＲ３６０というタイトルを最後に滅亡してしまった。 アフターバーナーは当時話題になっていた映画「トップガン」のイメージで、流れるような美しい擬似３Ｄ画面の中でドッグファイト・シューティングを繰り広げるという内容であり、敵のミサイルをローリングやアフターバーナーをかましながらスレスレで避けるのは超絶快感！！大ヒットを記録した。 このアフターバーナー、今日までファミコンを始め、ＰＳ２まで世代を超えて多くの家庭用コンシューマ機に移植されてきた。３２Ｘ版でほぼ完全移植を達成。オイラもこれらの移植作品を長年楽しんできたが、昨年オークションにてミニアップライト筐体の実機を購入し、夢の実機自宅設置バージョンで楽しんでいる。 昨年秋からアフターバーナー・クライマックスという名前で新作が発表され、現在ゲーセンで稼動中である。オイラも何回かやりに行ってみたが、前作のスタイターゲットと同じくダメージ制というのがどうにも馴染めない。やはりオリジナルが一番だ！！

・ＡＦＴＥＲ ＢＵＲＮＥＲ「�T」と「�U」

このアフターバーナー、１９８７年の７月発表のアフターバーナー�Tと１０月発表のアフターバーナー�Uが存在する。 アフターバーナー�Tはスピード調整スロットルが無かったり、ゲームバランスにムラがあるなど、どうみてもアフターバーナー�Uの未完成版だった。 何故に未完成版を？というと、当時のＳＥＧＡが株式上場などの関係でどうしても７月に計画した売上を達成せねばならず、この関係で市場に投入しなければならなかった経緯があったらしい。 　製作者サイドも未完成品を世に送り出すことに対して悩んだみたいだが、会社の事情を考慮し、３ヵ月後に完成版であるアフターバーナー�Uを出すことの確約をとりつけ、１０月にＲＯＭ交換という形でアフターバーナー�Uが発売されることになったらしい。 不本意ながら出さざる得なかった「�T」に対して「アフターバーナー�U」が本物なんだ！という想いが込められているのです。 �潟Aスペクト　鈴木裕／ゲームワークスＶＯＬ．１より

・オイラとＡＦＴＥＲ ＢＵＲＮＥＲ

　１９８７年といえば、中学の頃か？あの頃は富田周辺のゲームセンター（ＶＩＰとシャトル）に毎日放課後に行っていた時期があった。金が無いので人や連れのプレーを見るのがほとんどだった気がする。

　筐体体感ゲームとしては先にリリースされたハングオンやアウトランがあったが、２００〜１００円／ＰＬＡＹと高価なことと、乗り物ゲーということであまり興味が無かった。（元ガレージメンバー○○Ｒ氏が湯水の如くアウトランに注ぎ込んでいたのは有名な話であり、この頃の逸話である）

　そんなある日、シャトルにコマンダー筐体のアフターバーナー�Tが入荷される。画面を見ると映画トップガンで見慣れたＦ−１４がイカスＢＧＭを背に画面を筐体ごとムービングさせながら飛んでいるではないか！！コイツはスゲーぜ！！と一瞬で夢中になった。

　しかし初プレーは意味がわからないままにＧＡＭＥＯＶＥＲ。今やってみても�Tは意味不明に難しく、�Uでゲームバランスが調整されたのは当然であろう。その後も２週間くらいは頑張ってやっていたのだが、なかなか先に進まず何時の間にかやらなくなっていた。

　タイトーの飛翔鮫に浮気していた頃、いつもと同じくシャトルに行くとアフターバーナーの周りに人だかりが．．．見てみると筐体は同じだが何かが違う！？デモ画面に�Uの文字！？ちょっとゴージャスになった画面、スロットルを引くとアフターバーナーを掛けながら加速していく機体！！新たな給油シーンの追加！！あらゆる面で完成度が上がったアフターバーナーが目の前に・・・

そして「アフターバーナー」に嵌る日々が始まった

　この後はゲーセンに行くたびに１回はＰＬＡＹしていたが、なかなか腕は上達せず６面以降になかなか進めなかった。ブレイクしている間にコンプリート画面見ることはなかったはずである。（当時はコンテニューできるほどの金がなかった．．．）

　家では当時保有していたＳＥＧＡマーク�VにＦＭ音源パックを付けて移植版を楽しんでいたが、これが�Tの移植でありゲーム内容も敵ミサイルを打ち落とすことができるとか敵の出現パターンが違うなどオリジナルとは掛け離れたある悪い意味での別ゲームであった。しかし、雰囲気は十分に楽しめたので満足していた。その後、当時の次世代機であるＰＣエンジンやメガドライブにも移植され、持ってる連れのとこに行っては猿のようにやりこんでた記憶がある。

　今ではありがたいことに、それらの移植作品をフリーなエミュレーターで楽しむことができる。ファミコン版などはチープな画面で涙が出そうだが、ゲーム性はしっかりとしておりそれなりに楽しめる。近年は実機のエミュレーターまでもが登場している。しかしやはりアフターバーナーは実機ならではのあの筐体、あの操縦桿でのＰＬＡＹの興奮を味わいたいものだ。

　今となっては２０年近く前のゲームなので、街中のゲーセンで見ることは無くなったが、地方のちょっとした規模のホテルにあるゲームコーナーに行くと実機が稼動してたりする。メンテ状況が悪く、筐体がムービングしなかったりミサイルボタンが潰れててバルカンのみになってたりするが、もし見かけたら是非ともＰＬＡＹしてみてほしい。実機でのＰＬＡＹは格別だから。

・アーケード実機ハード（ミニアップライト筐体）

　ヤフオクにて１２万円ポッキリで落札。キーやマニュアルなど一通りのものは揃っていた。発送でトラブり約２週間掛かって神奈川県からやってきた。

ファン、電灯、リレー、スイッチなどがイカれていたため、日本橋などで部品を調達し各部を修理した。筐体も移動させる際に擦ったのか底面の角が削れていたので、ホームセンターに行って木工パテを購入し修復。ミサイルやバルカンのスイッチについてはＳＥＧＡに問い合わせて購入した。約２０年前のものなのに対応してくれるＳＥＧＡには感謝感謝(^^

筐体タイプ	ミニアップライト
基板名	X BOARD HARDWARE
所要面積	700mm×550mm
高さ	1650mm
消費電力	154W
ブラウン管	20インチ
重量	110kg
ＣＰＵ	MC68000（12.5MHz）×2 Z80（4MHｚ）×1
ＳＯＵＮＤ	YM2151×1 SEGA PCM×1
画面解像度	320×224
ボード構成	Single Board

　同じハードである「X BOARD HARDWARE」を使用したゲームとしては下記のようなものがある。サンダーブレードやスーパーモナコＧＰはけっこうヒットしたからやったことある人も多いのでは？これらのゲームもフリーのエミュレーターソフトであるＭＡＭＥでＰＬＡＹすることができる。

ＡＢ　Ｃｏｐ　（1990）
ＧＰ　ＲＩＤＥＲ　（1990）
ＲＡＣＩＮＧ　ＨＥＲＯ　（1990）
ＳＵＰＥＲ　ＭＯＮＡＣＯ　ＧＰ　（1989）
Ｔｈｕｎｄｅｒ　Ｂｌａｄｅ　（1987）

・Ｍｅｇａ−Ｔｅｃｈ

　海外ではメガドライブのソフトカードリッジを複数搭載することができ、任意に選択してＰＬＡＹできるというシステムが存在するらしい。メガドライブ版のアフターバーナー�Uは当然のことながらアウトランやサンダーブレードなど有名どころが数十本用意されている。

　要はカセットチェンジャーを搭載したメガドライブをアップライト型筐体に入れたものっすな。昔、同じくアップライト筐体にファミコンが入ってて、ドラクエ�Uが１０分間３０円でやることができた怪しいマシンが摂津富田ダイエーの遊技場に置いてあったのを思い出した（笑）

　こんなのがあったってことはメガドライブ版アフターバーナー�Uも立派なアーケードゲームでは？

・ＡｆｔｅｒＢｕｒｎｅｒ３Ｄ

ネットで彷徨ってたときに偶然見つけたソフト。フリーソフトかな？背景は３Ｄになってて綺麗なんだけど残念ながら自機がヘッポコ（笑）ま〜それなりに遊べるんだけどね。 下記リンクよりダウンロード可能 http://digilander.libero.it/brodarodasoft/after.htm 必要環境 - Windows 95 以上のＯＳ - Pentium III 500 以上のＣＰＵ - 64 Mb 以上のメモリ - 42 Mb 以上のＨＤＤスペース - DirectX 7 に準拠したビデオカード

・移植作品とエミュレーター

　各移植作品とエミュレーターの紹介。Ｗｉｎｄｏｗｓが動くマシンがあれば直ぐに君もアフターバーナーで遊ぶことができる！！

機種	確認エミュ本体	確認ＲＯＭ	画面	感想など
セガマーク�V （ＳＥＧＡ）	MEKA 0.71 mekaw071.zip	aburner.zip		�Tの移植。敵ミサイルが破壊できたり、ゲーム難易度が激難など、オリジナルとは色々と違いがあるが、雰囲気は十分に楽しめる。
ファミコン （任天堂）	NesterJ ver0.51b nj051b_ja.zip	After Burner II (J).nes		ファミコンでよくぞここまで！！と感動の一品。画面は色すらおかしいが、ちゃんとスピード調整ができるなどなかなかな出来栄え。でもまあ、しょせんはファミコン（笑）
ＰＣエンジン （ＮＥＣ）	MagicEngine v0.99b5 me099-japanese-beta5.zip	After Burner II (J).zip		画面はそれなりに綺麗だが、ミサイルの迫ってくる感覚がなんか違う。慣れてしまえば問題ない。給油シーンもちゃんとあるが、一部省略されているのが残念。
メガドライブ （ＳＥＧＡ）	Gens 2.12a gens212aj.zip	Afterburner II (J).zip		画面は寂しいが、その分、スピード感満点。ゲームの挙動もオリジナルに近く、これで練習してからゲーセンに行ったもんだ。ボーナスステージが超難しい。給油シーンを簡略化しているのが残念。
スーパー ３２Ｘ （ＳＥＧＡ）	Kega Fusion v0.1d BETA fusion01ejp.zip	Afterburner 32X (5) [!].zip		アフターバーナーを出すために発売されたとも言われるスーパー３２Ｘ。その出来栄えはほぼ完璧。ただ３０ｆｐｓなので若干カクカクした動きが残念。
Ｘ６８０００ （シャープ）	WinX68k高速版 V0.95 winx68kkousokuv095.lzh	afterburner68.zip		マウスで操作できる唯一のアフターバーナー。給油シーンも一通りあり。画面はメガドラ版を若干豪華にしたくらい！？スピード感は最高！！
ＦＭ− ＴＯＷＮＳ （富士通）	うんづ V0.4 L20 unz0420.zip	※実ＣＤが必要		パソコンではＸ６８０００版と双璧をなすＴＯＷＮＳ版。画面はサイコーに綺麗だったが、動きがカクカク。はっきり言ってゲームにならん。何故にＣＳＫが移植するとこうなるんだろう？
セガサターン （ＳＥＧＡ）	未確認	未確認		文句なしの最高の出来栄え！！特にサターン版特有のエクストライージーモードでは片っ端からロックオンして撃ちまくれるのが堪らん！ＢＧＭはＣＤ−ＤＡ。
ゲームボーイ アドバンス （任天堂）	VisualBoy Advance version 1.7.1. VisualBoyAdvance-1.7.1.zip	1014 - Sega Arcade Gallery (E).zip		北米でのみ発売された「セガアーケードギャラリー」の中の一品。�Tの移植で画面も綺麗だが、ミサイルの飛んでくる感覚が掴みづらく難しい。
ドリーム キャスト （ＳＥＧＡ）	未確認	未確認		「ＧＡＭＥＷＯＲＫＳ Ｖｏｌ．１」という本の付録についてる。さすがドリキャスだけに画面は綺麗だが、ＢＧＭが内蔵音源なのと、給油シーンなどで一部音声が省略されているのが残念。
ＰＳ２ （ＳＯＮＹ）	未確認	未確認		これは期待していただけに残念。フルポリゴン化し、他戦闘機にも乗れるって設定になってた。こんな設定いらんがな！！どうせアレンジするならトコトンやってほしかった。
アーケード 実機 （ＳＥＧＡ）	ＭＡＭＥ３２ＦＸ ０． １０４ｕ１ mame32fx_0104u1_i686.exe	aburner.zip aburner2.zip		最近はアーケード実機のエミュもあるんだから凄い。これぞ本物。アナログ２軸のゲームパッドでやるのがお勧め。
ｅｚアプリ （ａｕ）	未確認	未確認		ま〜携帯ということで．．．自機が小さいので目をこらしてやることになる。ちゃんとエンディングもあり。３００円／月の利用料金にてＰＬＡＹ可能。
ビデオチャレンジャー （タカラ）	未確認	未確認		いわゆる昔の光線銃ゲームなアフターバーナー。液晶テレビでは構造上動作不可。ブラウン管なテレビを引っ張り出して動作確認してみたけど、意外と燃えた。

・グッズコレクション

品名	画像	説明	品名	画像	説明
英語版 カタログ		全４ページ構成で「ダブルクレードル筐体」と海外版「ミニアップライト筐体」が紹介されている。「ダブルクレードル筐体」のスペックは国内版と一緒で、「ミニアップライト筐体」は海外版のほうが大きい。やっぱりガタイの大きい外人向けの仕様なのか！？	攻略ビデオ		エンディングまでの道のりが収録された攻略ビデオ。
フランス語版 カタログ		これはネットで画像のみ見つけた（未収集）。上の英語版と同じく「ダブルクレードル筐体」と海外版「ミニアップライト筐体」が紹介されている。内容はちょっと手抜きかも。	パズル		バブリーな時代はこんな意味不明なものまで商品化されていたとは・・・２５２ピースもの。果たして知ってる人いるのか？２個所有。
攻略マニュアル		日本ではカタログは無いみたいで、代わりに全１６ページと超豪華な攻略マニュアルが当時のゲーセンで配布された。「ダブルクレードル筐体」の紹介と攻略マニュアル付き。	本 「ＧＡＭＥＷＯＲＫＳ Ｖｏｌ．１」		鈴木裕氏の手掛けたゲームの紹介、開発秘話などを収録。おまけにＤＣ版の体感ゲームソフト集が付いてくる。
ゲームカード		バブルの頃に出没したが全然流行らなかったゲーセンのプリペイドカード。	ＣＤ		２００７年のアフターバーナー２０周年アニバサーリーＢＯＸ。内容はＣＤ６枚組みでオリジナルと各移植作品のＢＧＭを漏れなく収録。携帯版のＢＧＭまで収録されているのには涙出た。
テレカ		この頃ってテレカがまだ需要あった時代だった。と、思ったら、ゲームソフトの販促品としては今でも結構あるんだね〜	トレカ		「セガフリークス」ナンバー１６７のアフターバーナー。
Ｔシャツ		２００７年のアフターバーナー２０周年アニバサーリー企画物。６８００円は高かった・・・	液晶ゲーム		アメリカのＴｉｇｅｒ社製。ｅｂａｙ経由で新品を＄２７で購入。ジェット効果音を付いてて意外に燃える！！
液晶ゲーム		アメリカのＴｉｇｅｒ社製。ｅｂａｙ経由で購入。ゲーム内容は上にあるハンディ版と全く一緒。	ポスター		ゲーセン販促用特大Ｂ０サイズポスター。非売品の２０年もので超プレミアかも。

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